OMORIが良かったので紹介します(ネタバレなし)

 

このゲームに出会えて良かった。

 

 

※この記事はネタバレに配慮してますが、このゲームは最初から何も知らない状態でプレイするのが最も楽しめます。トレイラー観て面白そうだと思ったらブラウザを閉じてプレイしよう!!

 

www.youtube.com

 

 


OMORIについて

ひとことで言うと「ゆめにっきのような世界観を冒険するJRPG」です。(世界観はゆめにっきほど暗くはない。)

ビジュアルの表現が良く、いろんなことが「感じられる」内容になっています。

ただ内容はかなり具体的で、テキスト量が豊富だし、敵との戦いもあります。

似てる作品として「UNDERTALE」がよく挙げられますが、内容は全くの別物です。

ゲーム全体の完成度が高くて、特にシナリオがとてもしっかり作られています。6年間の開発は伊達じゃない。

 

日本語はまだ対応してない(2021/5/21時点)けど、高校英語で多分いける。英和辞典を片手に読もう!Googleの翻訳アプリ(カメラのやつ)も便利だぞ!

 


OMORIをオススメできない人

  • ホラー表現が苦手な人
  • 鬱な表現が苦手な人

これらの表現があるので、苦手な人にはオススメできない。

ただ、ホラー要素は全体の2,3割程度で、ゲームとして普通に面白く「ホラーが苦手でプレイできないのはもったいない」という意見もあったりします。(個人的にはホラーが無理ならオススメしないけど。)

ちなみに、いわゆる「ジャンプスケア」的な、ビックリさせるホラーはそれほどありません。

あとは、怖がりな人は昼にプレイしましょう。夜にプレイするもんじゃないです。やっぱ怖いところは怖いんだよ!

 


優れている点

  • シナリオの出来がすごく良い
  • ゲームとして楽しい
  • 絵が良い
  • 音楽が良い

 

それぞれの要素を、以下の順で触れていきます。

  • 絵について
  • 戦闘について
  • シナリオについて
  • 音楽について 

 


絵について

まず目につくのは絵だと思うんですよね。

表情がすごくしっかり・はっきり描かれている。

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この点は、ゲーム全体を通して一貫して優れている部分でもあります。

喜怒哀楽の感情がはっきりしているので、キャラクターの心情がすごくわかりやすい。

 

この表情(感情)から展開されるお話、気になりませんか?

 


戦闘について

前述した「感情」は戦闘について重要な要素です。

このゲームではキャラクターの状態として「感情」があります。

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感情は主に3つあり、3すくみの関係になっています。

 

・HAPPY(喜び):

 ANGRY強く、SADに弱い。幸運と速度が上がるが、命中率が下がる。

・ANGRY(怒り):

 SADに強く、HAPPYに弱い。攻撃が上がるが、防御が下がる。

・SAD(悲しみ):

 HAPPYに強く、ANGRYに弱い。

 防御が上がるが、速度が下がり、ダメージを受けた時にJUICE(MP)が減る。

 

感情は属性であり、バフでもあり、デバフでもあります。

これらを使って、敵に応じてどう戦うかというところは考える要素として楽しくなってます。

 

また、それぞれの状態になったときのキャラクターの表情・表現がとても良いので、ぜひ見てほしいところ。

 


シナリオについて

物語の完成度が高いです。

内容は触れられないけど、演出も色々細かいので、やって損はないと思います。

表現もさることながら、テキスト自体が多く、英語苦手な人は苦労する(実際自分も苦労したし一部読めてない)と思いますが、完成度が高いのでどうか何卒………。

 


音楽について

曲としての完成度が高い。シナリオやシーンにマッチした音楽、ホラー特有の不安になる音楽もさることながら、なーーーーんか妙に気合が入ってる曲もあるんですよね。いいゾ^~

 

・ゲームの雰囲気通りな曲

・雰囲気を作り上げている曲

・なんか妙に気合の入っている曲

 

開発のOMOCATがYouTubeにも公開しているけど、観たらYouTubeのオススメ欄でネタバレ食らいます。曲名でのネタバレもあるので気を付けて!

あとSTEAMで売ってるサントラはループなしです。ループしてほしい。

 


総評

ホラー要素があるので万人にはオススメできないものの、ビジュアル、シナリオ、それぞれの要素がしっかり構築されていて、完成度が高くとても優れた作品になっています。

JRPGとしてもなかなか飽きない作りになっているので、ホラーやうつ表現が大丈夫な方はプレイしてみてほしいところ。

 

あとは、実際プレイした後はいろんな感情が沸き起こるかと思います。

紹介文ではそういった感情には触れられないのだけれど、プレイして良かったと思えると良いですね。